前作、どこよりも遠い場所にいる君へ、と同じ世界のお話。
今回の舞台は離島の采岐島から大分離れた仙台なんだけど、和希と幹也が仙台に居るし、高津も出てくるので前作を読んだ人は更に楽しめる。
あれから4年(2021年)経ってて少し成長した彼等を見れるのが良いんじゃ(続編あるある)
もちろん前作を読んでなくても全然楽しめます。
主人公の支倉爽太が子供の頃に未来に言った話を和希が知ったのをきっかけに話は動き始めるんだけど話が進むに連れてこの世界に引き込まれるのよ。
そして真実に近付いてきた時の鳥肌が立つ感じがたまらんのです。
2回目を読み直すとあーそういうことね、完全に理解した!ってなるから読み返すと尚楽しめる。
前作はちょっと哀しみが強かったけど今作ではヒロインとも再会出来て(唐突なネタバレ)ハッピーエンドに終わるので個人的にすこ。
なんだけど!、未来への不安も残ったまま終わるからその先は想像に任せる感じ。
出会わないことが正解だなんて、そんなの絶対に嫌だ
の台詞が良いね。
例えその先に不幸が待ってるとしても、それでももう一度会えるなら会いたい!って強く思えるのが凄く尊い。
俺の拙い文章じゃこれ以上は無理なんじゃ…読んでくれ……もっとこの作品を広めて欲しいわ。